顎関節症について
参考元「きょうの健康2019年6月」NHK
参考元「チョイス@2019年12月」NHK
あごが痛くなって口が開けられなくなる病気です。

顎(がく)関節症は虫歯や歯周病に並ぶ歯科疾患と言われ、2人に1人が一度は経験をしています。話をしたり物を食べるとき、力んで歯を食いしばった時に違和感を感じます。
症状は人によって様々ですが代表的な症状として「口を開くと痛みがある」「あごを動かすと音がする」「口を開けにくい」があります。一番多い症状はあごを動かすと音がする症状です。
日常の何でもない姿勢やあごの打撲でも顎関節は歪んでしまいます。1つでも当てはまる場合は顎関節症が疑われます。歯科を受診し、本当に顎関節症なのか検査してもらうことをお勧めいたします。
検査方法として「開口量検査」必要に応じてMRIなどの「画像検査」があります。開口量検査とは4センチ以上口が開けられるかの検査です。
セルフチェック
口を開くと痛みがある

顎関節が歪むことで痛みが生じます。
顎の筋肉「咬筋(こういん)」、「側頭筋(そくとうきん)」の凝りで痛みが生じます。
口を開けにくい

関節円板(顎関節にある軟骨)のズレによるもう一つの症状として口が開け辛くなります。人差し指、中指、薬指の3本を縦にして口の中に入れることができなかったり、痛みがある場合は顎関節症の疑いがあります。
あごを動かすと音がする
あごを動かすと時に「カクン」「ミシミシ」というような音がするのも顎関節症の症状の一つです。顎関節にある軟骨「関節円板(かんせつえんばん)」のズレが主な原因です
顎関節症の原因
原因の1つは「ストレス」があります。ストレスを感じたり、緊張状態が続くと無意識に噛み締めたり、歯ぎしりをすることで顎関節や関節にある軟骨に負担がかかります。
施術で簡単に改善させることは可能ですが、噛み癖や歯ぎしり癖を止めないと再発してしまいます。
TCH

あごの癖として「上下の歯を接触させる癖」TCH(Tooth Contacting Habit)と言います。食べるとき、会話する時以外に上下の歯同士が触れている状態の事です。
上下の歯の間には唇は結んでいても上下の歯の間には2~3mm程度の隙間があるがあります。
噛み癖や歯ぎしり癖に比べると大した癖ではありませんが、止めた方が改善しやすくなります。顎関節症でお悩みの方の50%~70%の方にTCHがあります。
治療法

歯科では一般的に「オーラルアプライアンス療法」が行われます。いわゆるマウスピースを上の歯全体に覆いかぶせる治療法です。(マウスピースを上の歯全体に覆いかぶせるオーラルアプライアンス療法をスタビライゼーション型オーラルアプライアンス療法と言います)
2週間ぐらい様子を見ます。定期的に調整が必要です。保険が適用され3割負担の方でで5000円程度になります。
当院のカイロプラクティック療法の場合は直接、顎関節を施術いたします。その他に、顎関節の歪みで影響された首の施術も致します。
顎関節が歪むことで首の骨に影響を及ぼします。体を休める機能「副交感神経」が低下してしまい、眠りが浅くなったり、寝ても疲れが残ったりします。首の痛みや頭痛の原因になる可能性もあります。
頭痛や腰痛、首の痛み、肩こりとして発症する時もあります。あごが歪むことで体全体の重心が偏るためです。お早めに改善をお勧めいたします。
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